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遅延型熱中症

皆様こんにちは、看護師です。
そろそろお盆へと差し掛かってきましたね。お盆休みがある方も無い方も、如何お過ごしでしょうか?
毎年言われていますが、今年は特に酷暑を感じる夏。
近くで言えば京都は気温38度!発熱レベルの気温です…。
来年開催される東京オリンピックで提案された被る日傘。当初は色んな意見がありましたが、この中なら需要があるのではないかと感じる程です。
皆様、熱中症はもう聞き慣れておられると思いますが、その中でも遅延型熱中症というのがあることをご存知でしょうか?
暑い中でなるのではなく、屋外から屋内に戻られてから、遅れてのぼせるような感覚。頭痛や吐き気等の症状が現れます。暑い中で発症しない為、気づく事が遅れ重篤なことにもなりかねません。
予防策として、屋外におられるときは事前に水分を多めに取っておき、衣類の調節、送風機を活用し身体に熱を溜め込む事を最小限にしましょう。
そして屋内に戻られたら、部屋を涼しく保ち水分も忘れず摂って下さい。
そして十分に身体を冷やします。冷やす場所は、太い血管か通っている首や脇の下が効果的で、アイスノンや保冷剤を活用して下さい。
冷却スプレーやシートは体感では涼しく感じられますが、熱を取ってくれるものではないので注意して下さい。身体の深部の熱をさげることが必要不可欠です。
今、熱中症対策の飴やドリンクも沢山でています。それを活用されることもお勧めです。
しかし運動される方や重労働の方でない限り、1日平均2gの塩分摂取でよいとされています。特に高血圧の方や糖尿病の方は、過剰摂取には注意して裏書を参照しながら摂取して下さいね。
子供の頃、窓を開けて寝ていたのは懐かしい思い出になりつつあり寂しいです。
日中だけでなく夜間も快適にCPAPを使用出来る環境作りをして、この夏を乗り越えましょう。

2019.08.10

睡眠時無呼吸症候群(SAS)を疑われる方は、お気軽にお問合せ下さい。

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